歯の矯正はなぜ必要なのでしょうか?
![]() |
歯並びの矯正を希望する方で、最も多い理由は「見た目をよくしたい」というものです。 もちろん見た目をよくするのはとても大事なことですが、歯並びが悪いことはそれだけの問題ではありません。 体全体の健康に大きく影響するものなのです。 矯正の専門医がその理由をご説明します。 → 症例「矯正」参照 |
ムシ歯になりやすい
歯並びが悪いと歯の周りに汚れがたまりやすく、また歯ブラシも届きにくくなります。歯の汚れはムシ歯と歯周病の原因です。
発音が正しくできない
奥歯を噛みしめて前が開く「開咬」の場合は、サシスセソなどの摩擦音を出しにくく、英語の場合などはとくに大きなハンデとなります。
そしゃく障害が起きやすい
食べ物を十分に噛み砕くことができないために、栄養摂取の効率が悪くなったり胃腸をこわしたりしがちです。
顎関節症(アゴの病気)を起こしやすい
噛み合わせが悪いため、口が開きにくく、アゴの関節で音がする、口を開けた時に関節の周りが痛むなどの障害の原因になります。
アゴの成長に異常を起こす
アゴの成長が進まなかったり、逆に進み過ぎたりし、ひどい場合は顔つきにも異常を起こします。
劣等感をいだきやすい
歯並びが悪いと、大きく口を開けて笑ったりしゃべったりすることにひけめを感じて性格的にも暗くなりがちです。
以上6点にわたって、歯並びが悪いことが引き起こす身体的、精神的問題点について述べました。
歯並びを良くする「矯正」の必要性をご理解いただけましたか?
矯正でどう変わる?
![]() |
上顎前突(出っ歯) 上の歯が出ている咬み合せを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が出ていると、折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。 |
![]() |
反対咬合(受け口) 下の歯が上の歯より前に出ている咬み合わせを反対咬合(受け口)といいます。受け口のひとは、食べ物がよく咬めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。 |
![]() |
開咬 奥を咬んでも前歯が咬み合わずに開いているものを開咬といいます。いつまでも指しゃぶりをしていたり、舌を出す癖があったり、遺伝的な顎の形態などが原因です。開咬は、前歯で食べ物を咬み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。 |
![]() |
業生ソウセイ(八重歯・乱ぐい歯) アゴが小さくて、歯が生える場所が足りなくなり、押し合いへしあいして、歯並びがデコボコになるのが乱ぐい歯です。さらに症状がひどくなると、あとから出てくる歯が歯列から外にはみ出し、重なりあって生えて「八重歯」と呼ばれる状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯です。 |
![]() |
正中離開(すきっ歯) 上顎の中切歯(一番前の歯)は、生えてくるときは一時的に開いていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)が生えてくると閉じるのが普通です。 |
矯正中の注意
![]() |
矯正床の場合 矯正床は入れ歯のような形をしていて、自分で取り外しができます。自分で簡単に取り外せるので、その分安易になりがちです。ここでも御家族の協力が必要です。食事が終わったら必ず洗って、また入れてください。 |
![]() |
取り外しのできない装置の場合 固定式の装置は、金属のバンドを歯にかけ、それに針金を固定した装置です。見た目は目立ちますが、最も確実に歯を動かせる装置です。 |
ブラッシングが大切 長い時間をかけてせっかく歯列を整えても、その間にムシ歯ができてはなんにもなりません。やっぱり歯のお掃除、ブラッシングが何より大切です。特に、ブラケットや針金の装置の場合は、以前より食べかすがたまりやすくなっていますから、より熱心にみがいて下さい。外出する時にも、歯ブラシを持って出かけるなどの努力をして下さい。矯正用の歯ブラシもあります。 装置をつけてからの食べ物 特別に気を使う必要はありませんが、せんべいやアメのような硬いもの、フランスパンやリンゴのまるかじりなどには注意して下さい。ふだんの食べ物で硬めのものは、小さくして食べるようにして下さい。いつも装置が壊れていると、治療が長引いてしまいます。もちなどの粘っこい食べ物や、繊維の多い野菜類は、装置にくっつきやすいので、食後のブラッシングを十分に行って下さい。チューインガムは、特にくっつきやすいのでよくありません。 |








